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2020.01.14.Tue │ ヨガトーク 京都の瞑想施設ダンマバーヌでの修行体験記 ヴィパッサナー瞑想に10日間行ってきました!<後編>

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こんにちは、BASEのAYUMIです。
皆さん「ヴィパッサナー瞑想」という瞑想法を聞いたことはありますか?

2019年12月4日〜13日まで、京都のダンマバーヌという瞑想施設に行って10日間の修行生活を送ってきました!

今回はその内容の後編として、瞑想の実践編をみなさんにお伝えしていきたいと思います。

後編は…
・1〜3日目 アーナパーナ瞑想 
・体験したことのない体の痛み
・ただ座るということの難しさ
・4〜7日目 ヴィッパサナー瞑想 
・8〜9日目 心の浄化 
・10日目 やっと喋れる
・10間のコースを終えて

前編をまだ読んでない方はこちらを先にご覧ください♪
ヴィパッサナー瞑想に10日間行ってきました!<前編>

1〜3日目 アーナパーナ瞑想

初日から3日目までは「アーナパーナ瞑想」といわれる、〝呼吸に意識を向ける〟ということをただひたすら繰り返す瞑想法を練習しました。

瞑想の具体的なやり方については録音された音声をもとに実践していくのですが、そこでは主にパーリ語という言語が使用されていました。

これはブッダが2500年前に実際に話されていた言葉で、多くの宗教学者たちが好んで用いていた学術語であるサンスクリット語は使わずに、あえて一般の人々が使っていた話し言葉で話されていたそうです。

ブッダの人柄が分かる言い伝えですね。
初めて聞いた時は呪文のような(笑)全く意味を理解出来ないのですが、だからなのかこの言葉が流れてくると「瞑想の時間!」と自分の心が切り替わり集中することが出来ました。

体験したことのない体の痛み

呼吸に意識を向け続ける「アーナーパーナ瞑想」を習得し、集中力を高めていくことから始まったこの修行ですが、まず初めに感じた修行感は体の痛みでした。

普段からヨガをしているのでここはあまり心配していなかったのですが、1時間も2時間も同じ体勢を維持することがこんなにも辛いなんて…

足は痺れ、背中はバキバキ、肩の痛みや首の痛みも起こり、正直本当に辛かった。。。
瞑想の時間から解放される度に自分の部屋に倒れこむように戻っては体を伸ばしてストレッチをし、何とか持ちこたえていたのがこの時期でした。

ちなみに、規律の中にヨガをしてはいけないという決まりがあった為、10日間の間の運動は敷地内の庭を散歩したり、ストレッチをする程度でした。

ただ座るということの難しさ

体を動かしてアーサナ(ポーズ)をとるヨガを「ハタ・ヨガ」と呼んでいますが、本来その目的は長時間座って行う瞑想に耐えうる、しなやかで強い肉体を作り上げるためのものです。

そう、知識としてはもちろん知っていましたが、この修行でそれを体験することとなりました。。

ヨガの聖典、パタンジャリが説いた「ヨーガ・スートラ」の中に出てくる<ヨガの八支則>というヨガ哲学の基本的な教えがあります。
8つの段階・行法があるこの教えでは、アーサナは3段階目。8段階目のサマーディーという最終段階を目指すべく練習を積んでいきます。
サマーディーとは三昧と訳され、瞑想状態の先に対象物と一体になっている状態と言われています。言葉で理解することは難しい表現ですよね。

これを分かりやすく、おもしろく解説してくているのがこちらの記事!気になる方は読んでみてください♪

からあげで解説!ヨーガ・スートラ

とはいえ、現代のヨガに対する解釈は人それぞれです。健康や美容を目的としている方や心の安定を求めている方などさまざまです。そのどれもが間違いではなく、決してこれを正解と押し付けるつもりもありませんが、ヨガを学び・伝える立場の私にとっては、ただ座るために日々のアーサナの練習があるという教えがとても腑に落ちました。

4〜7日目 ヴィッパサナー瞑想

4日目からようやくヴィッパサナー瞑想の練習に入ります。ここまでは呼吸に意識を向けて集中を高める練習。ここからは自分の体の表面に意識を向けていく練習が始まりました。集中が途切れたらまた呼吸に戻り集中を高める、それを繰り返します。

そして5日目から始まった決まりが1つありました。それは瞑想中に座っている体勢を変えてはいけないということ。これを聞いた時は「えっ?絶対にムリ…」と絶望的になったことを覚えています(笑)ただこれは、1日10時間すべての時間ということではなく、前編にも書いたグループ瞑想の時間だけ、つまり1日3時間だけということになります。

6日目を終え、7日目あたりになると動けないという絶望的な気持ちを抱えながらも、それにトライすることがどんどん楽しくなっていました。そしてこの頃には体の痛みはほとんど感じないほどにリラックスして座るコツを自然と習得していました。

8〜9日目 心の浄化

朝4時に起き10時間瞑想をして、21時半には寝るという生活にもゴールが見え、もうこのまま10日目を迎えるのかなぁと思っていた頃でした。「嬉しような寂しよう…」なんて思う余裕も生まれ、休憩時間には敷地内の庭を歩きながら、京丹波の冷たい空気さえも心地良く感じていました。

そんな気持ちで迎えた9日目の朝、瞑想中に異変が起こりました。いつも通り座って目を閉じていると、右の肩に激しい痛みがあらわれ、同時に気分も悪くなってきたんです。心なしか自分が揺れているような感覚も生まれ、もう辛くてどうしようもコントロール出来ない状態。

体勢を崩し、体を休めてからまた再び始めるという選択肢もありましたが、どこかでこの自分の状態を俯瞰している自分が、このままもう少し続けようと判断していました。肌感覚では5分から10分、もしかしたらもっと長かったのか、短かったのかもしれません。

すると、目を閉じたまますぅーっと涙が溢れてきました。色んな感情が溢れ、そして静まり、気付けば体の痛みや揺れもおさまっていました。

〝心の浄化が起きた〟と感じた瞬間でした。

言葉にするとこんな感じでしょうか。でもあの時の感覚は今まで味わったことのない、心が軽くなるような感覚でした。

10日目 やっと喋れる

最終日は朝の瞑想を終えると、ようやく解禁されます!そうです、やっと喋れる時が来ました!!でも、この10日間誰とも話してこなかったのでなんだか変な感じで…。同室だった女の子が話かけてくれたことでようやく私も会話することが出来ました。

なんか変な感じだね(笑)と言いながら、名前やどこから来たのか、何でこのコースに参加したのかなどを話しました。

なぜみんなはここに来たのか?
行った私が言うのも変ですが、これはすごく気になりますよね!聞いた中で1番多かったのは、「周りの人が行って勧めてくれたから」だそう。
ヨガをしているしていないに関係なく、ここにたどり着く人が多くいることに驚きました。ですが、勧められたからといって全員が参加しようと思えるものではきっとないですよね。年齢も仕事も出身もバラバラな人たちが、偶然集まり繋がったことに不思議な縁を感じずにはいられませんでした。

10日間のコースを終えて

10日間のコースを終えて率直な感想は、正直辛かった。でも、2度と行きたくないかといわれるとそうでもない自分がいます(笑)それだけ得られるものが私には多く、行って良かったと心から思っています。そして何よりこうしてこの体験みなさんにシェア出来ることも私にとっては大きな喜びとなっています。

最後に、これはあくまでも私の体験をもとにした内容です。なので、行った人が全員同じ道を辿っているわけではありませんし、全く違うことを感じている方もいるでしょう。

もし、興味を持った方はぜひ自分の足で体験してみてくださいね!

瞑想施設ダンマバーヌ

WRITER
AYUMI アユミ 20代はアパレル業界で働き、体を動かす事など全くない生活を送っていました。
そんな私が30代に入り、体型が気になり始めたこともあって、以前から興味のあったヨガの世界へ。
そこで、大人になっても”楽しい”ということが大きな原動力になることをヨガ通して学び、
今度はそれを伝える側に回ることを決意。
みなさんの生活がより豊かなものになるよう、ヨガを通じてお手伝い出来たらと思っています。
ぜひ、BASEでヨガのあるlifestyleを一緒に楽しみましょう!
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