こんにちは!
インストラクターのASUKAです。
Sitting is Killing You(座ることがあなたを殺す)
この言葉を知っていますか?
これは海外の専門家の間で話題になっている言葉です。
衝撃的な言葉で「ドキッ」「ぞわっ」とした方もきっと多いはず。
オーバーに言い過ぎでは?と思う方もいるのではないでしょうか。
シドニー大学で世界20カ国の成人を対象に実施した調査によると、日本は世界で最も「平均の総座位時間」が長い国の1つであることがわかりました。
日本人は特に座りすぎについて考え直す必要がある国なのです。
WHO(保健機関)は2011年に「座って動かない生活は肥満や糖尿病、高血圧、ガンなどの病気を誘発し、世界で年間200万人の死因になっている」と発表しました。発表後、世界的に研究が進められ関心が高まってきています。
座りすぎは寿命を縮めるリスクとなる
なんとも恐ろしい言葉のチョイスが続きひやひやしますね。(すいません)
以下、世界各国で座りすぎで起こる危機を発表した内容です。
テレビを一時間見続けると22分/(毎時)余命が縮まる
(英国スポーツ医学ジャーナルで発表されたもの)
この研究はテレビを見ることに対して「NO」を突きつけるものではなく、じっと座り続けることが寿命を縮めるリスクだと指摘しています。
1日中座り仕事をしている人は15年後の死亡率が40%増加する
(12万3千人の米国人を対象にニューヨークタイムマガジンで発表されたもの)
1日に合計して8~11時間座っている人は、座る時間が4時間以下の人に比べて、死亡するリスクが15%高かった11時間以上だと40%高い
(2012年、22万人に対して3年間調査シドニー大学で発表されたもの)
がんの場合、座っている時間が長いほどがんの罹患リスクが高くなる。顕著なのは大腸がんと乳がんで、座りすぎによって大腸がんは30%、乳がんは17%も罹患リスクが上がる
(早稲田大学スポーツ科学学術院の岡浩一朗教授より)
以上のように沢山の研究から『座りすぎ』が不調をもたらすという結果が多く出ています。
座りすぎが体に与える影響
《第2の心臓が機能しにくくなる》
ふくらはぎは第2の心臓と呼ばれています。
重力により血液は下半身へ降りてきて、ふくらはぎの筋肉を使うことで、降りてきた血液を心臓まで押し上げるポンプのような役目をはたしています。
座りっぱなしでは足の筋肉は全く動きません。そうすると、ポンプ機能が働かず下半身に血液が集まり、全身の血液循環が悪くなります。
血液循環が悪くなり血流速度を低下させる(血液がドロドロになる)ことによって、以下のような様々な病気を引き起こします。
・脳梗塞
・糖尿病
・高血圧…etc
《美容にも悪影響》
筋肉は70%下半身に集中していると言われているため、その筋肉が動いていないとなると代謝エネルギーが減少し、『肥満』の原因にもなります。
また、リンパの流れが滞り『むくみ』の原因に。一定の姿勢が続くことにより『姿勢の歪み』の原因にも、、、
日本人は座りすぎ!!!
少し考えてみてください。皆さんは1日どれくらいの時間座っていますか?
「1日座りっぱなし!」「動かない!」これは現代人に多く、子供から大人まで幅広く当てはまる問題となっています。
考えてみるとほぼ座っている!という方もいますよね!
食事
通勤(車通勤)
仕事(デスクワーク)
テレビ
ゲーム
読書
勉強…etc
1日の中で上記が全て当てはまる方は要注意です!
この機会に座っている時間をざっくりと書き出してみてください。
私は
「仕事」平均4、5時間程度
「食事」最高2時間
「移動」最高20分程度
「その他」平均3、4時間
計9、10時間以上座っていました。
具体的に数字にしてみると座っている時間が多いことに気づきます。
(私、こんなに座っていたんですね、、、それでも、私の場合は連続して座り続けているのは1時間ほどなので、デスクワークの方よりは健康的な範囲かもしれません。)
日本人の平均座位時間は8時間〜9時間と言われていますが、皆さんはどうでしたか?
座りすぎと感じた方のために
意外と1日の中で座っている時間が長いと感じませんでしたか?
皆さんは座る時間を短くすることができそうですか?
理想は30分〜1時間ごとに1回2分間歩きましょう!と言われています。
でも「仕事中に頻繁に立ったり座ったりが出来ない!!!」という方が多いですよね。
そんな方はには!!!
椅子に座りながらできる運動やマッサージ
をオススメします。
・太ももあげをする
(膝を曲げて片足または両足をあげキープ)
・足あげ
(膝を伸ばして片足または両足をあげキープ)
・お尻あげ
(椅子からお尻軽く浮かせてキープし太ももの筋肉を使う)
・足首を回してふくらはぎのストレッチ
・足首から膝、股関節に向かって手で軽く摩りリンパを流す
・血液やリンパがたまりやすい股関節を圧迫してほぐす…etc
座っていてもできることは沢山あります。
ぜひ、お試しください!
座りすぎ対策に企業ヨガ!
働き方改革の1つに企業ヨガを始めているところが少しずつ増えてきました。
ヨガでリンパや血流が滞った脚を動かしたり、凝り固まった肩をほぐしたりすることで、体を健康な状態に戻すことができます。
又、呼吸を深めるヨガは自律神経を整えて、ストレス解消に役立つのも嬉しいところ。
企業で取り組むことで、自分の体について一人一人の意識が高まり、毎日健やかに仕事ができるっていいですよね。
皆さんも、自分の生活を振り返ってみて、できる範囲で座りすぎ対策に取り組んでみてください!
BASEでも企業ヨガを行っています。
企業ヨガのご希望や質問などがございましたら、下のボタンをクリックしてお問い合わせください。
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